「最近よく見かけるラブブってキャラクター、正直あまり可愛くないかも…」「すごく人気って聞くけど、本当なの?」と感じていませんか?
アートトイとして一世を風靡したラブブですが、SNSなどでは「人気が失速した」「急落した」という声もちらほら。そして、ポップマートの株価が急落して、時価総額2兆円が吹き飛んだニュースもありましたね。
この記事では、ラブブの人気がなぜ失速したと言われるのか、その背景を徹底的に調査し、わかりやすく解説します。可愛いか、可愛くないかも年代別でアンケート調査も行ったので、ぜひ参考にしてみてください。

ラブブの人気が失速・急落し時価総額2兆円が吹き飛ぶ?!
「ラブブの人気が失速した」という噂が広まる大きなきっかけとなったのが、運営会社の株価急落のニュースです。
ラブブは、中国発のデザイナーズトイメーカー「POP MART(ポップマート)」の代表的なキャラクター。同社は2020年に香港証券取引所に上場し、その勢いはすさまじく、一時は時価総額が日本円にして約2兆円に迫るほどでした。

しかし、その栄光は長くは続かず、株価はピーク時の10分の1近くまで急落してしまったのです。この株価急落の背景には、いくつかの要因が考えられています。
ラブブの人気失速はなぜ?考えられる理由を考察

運営会社であるPOP MARTの株価急落が「ラブブの人気失速」というイメージにつながっているのは事実ですが、それだけが理由なのでしょうか?
筆者は、アートトイのブームそのものや、ラブブというキャラクター自体にも、人気が落ち着いてきたと考えられる理由がいくつかありそうとも思っています…。
独特なデザインが「可愛くない」と感じる人も
ラブブの最大の特徴は、大きな目と、ぽってりとした唇、そしてどこか物憂げな表情です。この独特なデザインが、熱狂的なファンを生む一方で、「正直、可愛くない…」と感じる人を一定数生み出しているのは事実でしょう。
可愛いキャラクターが溢れる中で、ラブブの少しクセのあるアート寄りなデザインは、好みがはっきりと分かれるポイント。
- 肯定的な意見
「他にないデザインでオシャレ」「アート作品みたいで集めたくなる」
- 否定的な意見
「唇が苦手」「表情が不気味に見える時がある」
ブームの初期は「新しい!個性的!」と受け入れられていましたが、多くの人の目に触れる機会が増えるにつれて、「ラブブは可愛くない」という声が目立つようになったと考えられます。
万人受けするデザインではないからこそ、ブームが落ち着くとともに「人気ない」と感じる層が顕在化してきたのかもしれませんね。
競合キャラクターの増加とブームの沈静化
ラブブ、そしてPOP MARTの成功は、アートトイ市場を一気に活性化させました。その結果、国内外から非常に多くの競合となるキャラクターやブランドが次々と登場したのです。
消費者の選択肢が増えたことで、相対的にラブブへの注目度が下がってしまった側面は否めません。
以前は「アートトイといえばラブブ」という状況でしたが、今ではさまざまなコンセプトの可愛いキャラクター、クールなキャラクターが溢れています。人間は新しいものに惹かれる傾向があるため、ラブブの登場から時間が経ち、目新しさが薄れてしまったことも人気失速の一因と考えられます。
ブームはいずれ落ち着くもの。アートトイ全体のブームが少し沈静化し、ファンが他のキャラクターに分散してしまった結果、「ラブブの人気が急落した」ように見えている可能性は十分にあります。
ブラインドボックス商法への飽き
ラブブ人気の火付け役となったのが、「ブラインドボックス」という販売方法です。箱を開けるまでどのデザインが入っているか分からないワクワク感が、コレクション欲を刺激し、多くの人を夢中にさせました。

しかし、この手法にもデメリットは存在します。
欲しいキャラクターがなかなか手に入らなかったり、同じものが何度もダブってしまったりすることに、ストレスや疲れを感じてしまう人も少なくありません。また、人気キャラクターは高額で転売されるといった問題も起こりがちです。
最初は楽しかったブラインドボックスも、何度も購入するうちに「もう疲れた」「欲しいものだけ買いたい」という気持ちが芽生え、ファン離れを引き起こす一因になった可能性があります。
「ラブブの人気がない」というより、この販売方法への飽きが、結果的にラブブから距離を置く人を増やしてしまったのかもしれません。

コラボの多発による希少性の低下
ラブブは、その人気からさまざまな有名ブランドやキャラクターとコラボレーションを果たしてきました。これは人気の証である一方、コラボを多発しすぎたことで、かえって希少価値や特別感を薄れさせてしまった可能性も指摘できます。
例を挙げると、UNIQLOとのコラボもありましたよね…!(私もTシャツ買ったしなぁ)


あまりにも多くのコラボが頻繁に行われると、「またコラボか」「いつでも手に入る」という感覚になり、一つ一つのありがたみが薄れてしまいます。
特別感が薄れると、熱心に追いかけていたファンのコレクター魂も少し落ち着いてしまうもの。いつでもどこでも見かける存在になったことで、かつてのような「憧れの存在」ではなくなり、それが「人気が失速した」と感じさせる一因になっているのかもしれませんね。
【年代別アンケート調査】ラブブは可愛くない?人気ない?
「ラブブが可愛いくないのか、可愛いのか」「人気がないのか、人気があるのか」について、筆者が実際にアンケート調査を行いました。年代別に調査しましたので、参考にご覧ください。
調査媒体:ミルトーク(株式会社マクロミル)
調査対象人数:20代〜50代の男女120名(各年代30名ずつ)
調査期間:2025/9/18(木)〜
20代の調査結果

トレンドに敏感な20代は、ラブブが可愛いと思うと回答した方が一番多い結果になりました。とはいえ、8割の方が「可愛いと思えない」と回答しています。
30代の調査結果

30代は20代と比較すると16%程「可愛いと思えない」と回答した方が多くなりました。
40代の調査結果

40代は「可愛いと思う」と回答した方が2人いました。残りの28名は「可愛いと思わない」という調査結果になっています。
50代以上の調査結果

50代以上のアンケート調査の結果です。30代同様の結果となりました。ラブブを可愛いと思っている人はほとんどいないようですね…。
回答者からは「日本の感性には合わないな…」というコメントも見受けられました。
ラブブ、「可愛いくない」と回答した人が8割以上という結果
アンケート調査を実施してみての結果、どの世代も8割以上の方が「ラブブを可愛いと思わない」と回答しました。特に30代以上からは9割と、もはや可愛いと思っている人が1人などのレベルでした…。
しかし、「可愛くない」と回答している方が多いにも関わらず、店頭で行列ができ、完売が続出するほどの人気っぷり。その要因には、やはり以下が関係していると思われます!
- ブラインドボック商法
- 他有名ブランドとのコラボ
ラブブが可愛いと思えない人は正直多い
今回は、ラブブの人気が失速・急落したと言われる理由について、運営会社の株価問題からキャラクター自身の魅力まで、さまざまな角度から考察してきました。
株価の急落という大きな出来事があったのは事実ですが、「可愛くない」という声や競合の増加、販売方法への飽きなど、複数の要因が絡み合っていることがわかります。
ただし、人気が完全になくなったわけではなく、今も熱狂的なファンやコレクターが存在しているのもまた事実です。ブームが落ち着き、本当にラブブの世界観が好きな人たちがファンとして残った、と捉えることもできるでしょう。
結局のところ、キャラクターを可愛いと思うかどうかは個人の感性次第。この記事が、ラブブの人気の現状を理解する一助となれば幸いです♡